新聞屋の読まずぎらい

日々の仕事を通じた身の回りの人たちや出来事を観察・分析していきます。

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教えることの難しさ

前回の書き込みの内容はうまくまとまってないような感じがします。


思いついたことを書き綴ったところもあります。


いま、新しいスタッフにいろいろ教えているのですが、前回いったように、教える人のこだわりにふり回されている感があります。


二人で教えているのですが、もう一人が言っていることと、私が言っていることが違うんです。


目的は一つなのですが、やり方が違っていて、「これじゃあ混乱するわなぁ」なんて思いました。


私はわかりやすいように基本を教えています。もう一人もそうなのですが、あるところで、基本とは違うことをやってみせたりもします。その人にとってはたぶんそのやり方がやりやすく、また基本とはちがっても、目的が一緒なので、違うやり方でもやれてしまうんですね。


でも、やはり基本からいかないと、なぜこうしないといけないのかっていうことを理屈でわからせることができなかったりします。


じゃあ、一人の人が教えれば矛盾もなくていいじゃないの?って言われそうですが、私にもその人にもやらないといけない仕事があるので、付きっ切りで教えることは難しいんですね。


教えているときにはいつもは思わない「気づき」に出会うこともあります。教えることで、自分自身も再確認でき、新しい発見もあるんですね。


例としてはふさわしくないかも知れませんが、教えていて面白かった出来事をひとつ・・・・。





新聞店の帳簿の一つに増減表というのがあります。


たとえば、いまが10月だとして、来月分(11月)の増減表を見ているとします。


文字通り、増(11月から入る顧客)の表と、減(今月末までの契約が終わる読者)の表が対になっています。


たとえば左側が11月入りの顧客の表(増の表)で、右側が10月末の契約切れ読者の表(減の表)だとします。


10月にする営業の仕事というのは、この11月に入る読者の数を増やし、10月末に止まる読者を減らすことになります。


10月にする仕事というよりも、もっと早い段階から、来月、再来月の入りや止めの仕事をしていくのですが、月末のぎりぎりまで、来月の部数を追いかける(入りを増やして、止めを少なくする)仕事をします。


11月に入る読者が10月末に止まる読者を上回れば、来月の部数(売り上げ)が増えるということになります。


月初にはたいてい入りのほうが止めより少ないです。月初早々に入りのほうが多いなんていうことはまずありません。


ですから、毎月入りが上回るように計画を立て、仕事をしていきます。


そのときにやはり、どうしても外部からのセールスに頼ることになってしまいます。











さて、10月末の契約切れの読者といっても、みんな止まるわけでなく、そのリストをもとに、契約の延長(止め押し、食い止め、縛りなどといいます)をお願いしていきます。これは外部のセールスでなく販売店のスタッフの仕事になります。毎月集金で顔を合わせているのですからね。


そして、最終的に断られた読者や、他の新聞が入るのだけれどその後にまた先で契約がもらえた読者が止めになるわけです。確定止め(止めが決定してしまった)です。


私のお店の増減表は、契約切れの読者のリストに、蛍光ペンで、色を塗っていきます。


契約の継続をしてくれた読者には青の蛍光をぬり、止まるのだけれど先の契約がある読者には黄色の蛍光を、先の契約もなく止まってしまう読者にはピンクの蛍光ペンで塗りつぶしていきます。


塗りつぶすといっても、蛍光ペンです。読者名、住所などは見えていますよね。じゃないと誰を止めないといけないのかさえわからなくなりますよね。


月末、最終的に契約切れ読者のすべてに上記の三色で塗り分けられることになります。言い方を変えると、月末には止める読者と、そのまま継続して購読する読者がはっきりすることになります。


この仕事が遅れると(月末までに色分けがはっきりできていないと)月が替わって契約が切れているのに、新聞を入れていたり、読者もはっきり断っていないのに新聞を止めてみたりと、トラブルの原因となります。


販売店として、最低、月末までには色分けをしておかないといけないのはわかると思います。


でも、訪問しても会えなかったりしてなかなか難しい場合もあるんですけどね。







説明が長くなりました。


3つの色わけのことなのですが、新しいスタッフが購読契約の延長を断られたので、その契約切れリストに私が、「じゃあその読者に赤で印つけといて」っていったんです。


他にも断られた読者がすでにそのリストにはありました。つまり、蛍光のピンクがすでに断られている読者にはぬってあります。彼にもそう説明しました。


ですから「赤」で「ピンクの蛍光」のことだとわかると思ったんです。


でも、彼は違いました。


赤マジックで、その読者を塗りつぶしてしまいました。


もう、その読者の名前、住所は塗りつぶされて見えなくなっていました。


「これじゃ、誰だかわからなくなるだろ!」って怒ったのですが、彼曰く、「だって所長が赤をぬれっていったから・・・・・」ですって。


確かに「赤」といいました。彼は忠実に僕の言葉を守りました。でも、「もう少し、ことの前後を見ればわかるだろうに。赤マジックでぬっている読者はどこにもいないのに。」なんて思いました。


相手に言葉だけでは意味は伝わらないというのがわかりますよね。


まあ、どうでもいいような間違いなのですが、私の心に非常に残っている出来事だったので、紹介しました。

テーマ:初心者でもやればできる! - ジャンル:ビジネス

  1. 2007/10/10(水) 08:16:24|
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Author:ようみん
小さな新聞販売店の店主。
禁煙してはや7ヶ月が過ぎ、気持ちがぐらつきながらも踏ん張っている意思の弱い生き物。
何回となく試みた禁煙も落ち着き、次はダイエットに挑戦中。
この間、2キロやせてたので喜んだら、体重計が壊れているだけだった・・・。

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